江戸川乱歩
 
公私混同著者紹介:
乱歩に凡作なし。

孤島の鬼

密室状態での身寄り頼りのない恋人の死に始まり、その調査を依頼した素人探偵深山木幸吉まで、衆人環視のもとで殺された箕浦は、彼に不思議な友情を捧げる親友諸戸道雄とともに、事件の真相を追って南紀の孤島へ向かうことになった。
だが、そこで二人を待っていたのは、言後に絶する地獄図の世界であった……!
(カバーより)

凄い! これを読んで乱歩が好きになりました。
乱歩は少年モノを書く一方、かなりきわどいネタをやりますが、この孤島の鬼もかなり凄いかと。
しかし不気味で残酷ではあるのですが、変なエグ味は無い気がします。
最近は同じネタでもいやらしさだけがやけにリアルで嫌なのですが、この時代のグロさはさほど気にならないです。
(気にならないのばかり読んでいるのかもしれませんが。)
よく古典の小説を見ると、穏当で無い表現があるが古典として評価された作品だけにそのまま掲載、みたいな断りが入っている。
相応の理由があることなのだろうが、大抵の差別用語の規制って受け取る側の著しい差別意識から来てますよね。(まぁだから規制してるんだけども)
特定の言葉を、差別、蔑称、という意味のみでいつまでも継承していくのはどうかなぁと思います。
使える言葉が減る一方じゃん。ネタに関しての規制も差別意識を固定するだけでは。とか思ってしまったり。
それはそうと直すとしたら何処なんですかねぇ。


黒蜥蜴

社交界の花形にして暗黒街の女王、左の腕に黒蜥蜴の刺青をしているところから、その名も<黒蜥蜴>と呼ばれている美貌の女賊が、大阪の大富豪、岩瀬家が所蔵する日本一のダイヤ「エジブトの星」を狙って、大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた!
妖艶な女怪盗と名探偵明智小五郎との頭脳戦は、いつしか立場の違いを超えた淡く切ない感情へと発展していく。
(カバーより)

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江戸川乱歩傑作選

二銭銅貨
二廃人
D坂の殺人事件
心理試験
赤い部屋
屋根裏の散歩者
人間椅子
鏡地獄
芋虫

ラストの「人間椅子」「屋根裏の散歩者」「芋虫」が好きです。
他も、傑作選だけあって良作揃いです。
私的に乱歩モノはミステリ的なものより、一歩外してしまった人間心理を書いている作品の方が好きですね。
特に「芋虫」とか凄かったです。


江戸川乱歩全集 第12巻
悪魔の紋章

少年探偵団
妖怪博士
悪魔の紋章

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