GOSICK:桜庭一樹
 
公私混同著者紹介:
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GOSICK -ゴシック- (富士見ミステリー文庫)

GOSICK
-ゴシック-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

聖マルグリッド学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女――ヴィクトリカは待っている。
自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を――。
その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。
「混沌の欠片を再構成しよう」 そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く・・・・・・いや、<言語化>してしまうのだ・・・・・・という。
西欧の小国・ソヴュールに留学した少年・久城一弥。彼はふとしたことから知り合った少女・ヴィクトリカとともに、郊外に住む占い師殺人の謎に挑む。
しかし、それはある大きな謎の欠片でしかなかった。囚われの姫と、彼女を護る死に神が、幽霊の現れる呪われた船の謎に挑む。
白と黒の物語の幕が今、開きます!
(カバーより)

↑写してたらどっと疲れが。いやでもそうか。
このシリーズ要約すると如何にもある方面一直線な感じなんですが、いや否定は出来ませんが、結構気合を感じるミステリです。
やー、でも、こう裏面がやたら暗いのは、最近のはやりですよね。
私的に、この手のギャップが、取り合わせが気持ち悪い。
まぁでも派手なミステリをやろうとしてる感じで良いです。成功しているかと問われるとうーむって感じですけど、でも楽しめました。


GOSICK II
-ゴシック・その罪は名もなき-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、囚われの金髪の姫――ヴィクトリカは、混沌を求めている。
自らの退屈を癒してくれる、世界の混沌の欠片を。彼女の知恵の泉がそれを弄び――再構成するのだ。
日本からの留学生、久城一弥は、そんな危うく、儚げな姫を守る決意をし、彼女の傍らにいようと思っていた。
どんなときも。
<”灰色狼の末裔”たちに告ぐ。
   近くの夏至祭。我らは子孫を歓迎する――>
新聞の広告欄に掲載された謎のメッセージ。それを見て熱病にうなされるように、学園を飛び出すヴィクトリカ。
彼女と久城一弥は、ある山間の小さな村を訪れる。そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった・・・・・・。
夏祭りが近づく謎多き村で起きる不可解な殺人。そして過去に起った不可能な殺人。
二つの事件に巻き込まれていくヴィクトリカと一弥は、混沌の欠片を集め、確実に真実に近づいていく。
祭りの篝火の向こうにある血塗られた真実とは?
(カバーより)

読了。


GOSICK III
-ゴシック・青い薔薇の下で-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

険しい山々に囲まれた聖マルグリット学園。その広大な敷地の奥の奥に、迷路庭園をくぐりぬけた者だけがたどりつく小さな家がある。
その童話の世界のような場所で囚われの妖精――少女・ヴィクトリカは寂しく、想いをめぐらせていた。
まだ見ぬ書物について。世界の混沌について。そして、とある少年のことについて。
日本からの留学生・久城一弥は、風邪をひいたヴィクトリカをおいて、ソヴュール王国の首都ソヴレムを訪れる。姉、アヴリル、セシルのお使い――<青い薔薇>という宝石を手に入れるために。
巨大な高級デパート<ジャンタン>で買い物をする彼は、闇の奥に光る人形の瞳を目撃する。
動き出すマネキン。消える人々。そして、闇の中に蠢く謎。ヴィクトリカの知恵の泉の手助けなしに独り一弥は謎に挑むが・・・・・・。
(カバーより)

読了。


GOSICK IV
-ゴシック・愚者を代弁せよ-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

夏の息吹が満ち始める山間の学園の奥の奥。高い塔の上も、濃い緑に覆われていた。さらにその一角には、極彩色の宝石のような、甘いお菓子が絨毯のように敷き詰められ――中心に黄金色の姫・ヴィクトリカは静かに座っていた。
時が刻む歯車の音に、静かに耳を傾けながら。
甘いお菓子を頬張りながら、残酷なる人の歴史を――混沌を彼女の<知恵の泉>が弄ぶ。
それが彼女に課せられた命だった・・・・・・。
聖マルグリット学園に存在するもうひとつの塔――時計塔で起きた密室殺人。それを追う久城一弥とヴィクトリカ。
それは、かつてソヴュールに君臨した謎の錬金術師・リヴァイアサンと関係しているらしいのだが!?
アブリルと久城、そしてヴィクトリカ。それぞれの想いが交錯し、徐々に学園に隠された謎が明らかになる・・・・・・。
歴史の裏に受け継がれる血塗られた運命とは?
(カバーより)

読了。


GOSICK V
-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

夏の終わり、山間に位置する聖マルグリット学園を少し早い秋の訪れを感じさせる、涼しい風が吹き抜ける。それは、ある少女のの存在を皆に告げているようであった――。
学園から突如いなくなった金色の妖精・ヴィクトリカ――リトアニアに存在する<ベルゼブブの頭蓋>と呼ばれる修道院に軟禁され、生命の危機に瀕していると聞いた、東洋からの留学生・久城一弥は、自らヴィクトリカを迎えに行くことを申し出る。大きな力を持ちながらも、生きることに苦しんでいる小さな少女を助けるために。
豪華大陸横断列車<オールド・マスカレード>で知り合った、奇妙な乗客たち。そして、ファンタスマゴリアと呼ばれる謎の夜会で巻き起こる殺人事件。徐々に大戦とそしてその裏側で進行する謎が明らかに。果たして、一弥はヴィクトリカを無事助け出すことができるのか?
(カバーより)

読了。
(2005/12/11 読了、 2005/12/11 記)


GOSICK VI
-ゴシック・仮面舞踏会の夜-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

「帰りたい」と少年は強く願った。
「一緒に」と少女は強く思った。
今、二人にとって、故郷と呼べるところは二人が出会ったあの学園――聖マルグリット学園でしかなかったから。 そう、無事にあそこまで戻ろうと、ヴィクトリカも一弥も手を取り合う。
<ベルゼバブの頭蓋>と呼ばれる修道院から辛くも脱出した二人は、豪華列車<オールド・マスカレード号>に乗り込む。
しかし、そこには自らを<死者><木こり><孤児><公妃>と仮の姿で名乗る奇妙な乗客たちが。
そして、列車内で起こる殺人事件。
列車は、弾丸のように闇を貫き走り続ける。まるで地獄の先へと向かうように――。
一弥はヴィクトリカは、無事学園までたどり着けるのか?
(カバーより)

今回も普通に面白かったです。このトリックで、鉄道ミステリの必要があったのか謎です。
このシチュエーションにヴィクトリカを絡ませるのにはこの状況しかないか。
でも車中で出会った人々とひと時の時間を過ごし、そして最後には正体を曝しそれぞれの場所に帰っていく様は旅情ミステリしてたと思います。
今回は「帰る」がテーマだと思いますし。そういう意味では成功か?
夢のように、とか、魔法のように、とか変な比喩が多用されたのが気になったけど。
それはまぁいいとして、何故<孤児>は干し葡萄取りゲームを提案したんですかね?
メンバーの反応を見て敵を見極めようとしたのでしょうか? 久城を引き止めたのはもしものときに、あちら側に居てほしくなかったのか、それとも。。
とりあえずまた平和に戻るのかな? 次はまたエスの方が出るようです。
春か夏だそうで、春がいいなぁ。
そういえば毎回素晴らしい挿絵&表紙を描いてくれる武田日向さんが「異国迷路のクロワーゼ」という漫画の連載を開始したとか。
ドラゴンエイジPureだそうです。見てみようかな。

(2006/12/10 読了)
(2005/12/10 記)



GOSICKs
-ゴシックエス・春来たる死神-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

少年はうっすらとした孤独の波の中にいた。
東のとある国から、西欧の小国・ソヴュールの山間の学園・聖マルグリット学園にやってきた、その少年は久城一弥といった――。
どことなくよそよそしい貴族階級の生徒たち。
学園に立ちこめる数々の奇妙な噂。
そして、言葉や文化の壁。
真面目に、勉学に励むことが自分のつとめと言い聞かせながら、薄い膜のようなものの中で、もがくように一弥は日々を送る。
そして、殺人事件が幕を開けた。
時は1924年、春。
大破壊が世界を暗闇に覆われてから、10年あまり。西欧は一時の平穏を取り戻しながら、次なる闇に包まれる先触れの中にあった――。
そして知恵の泉を持つ少女・ヴィクトリカと一弥は出会う、学園の図書館塔の上で。
大いなる渦の中へと一歩を踏み出す少年と少女のはじまりの物語。ゴシック・ミステリー短編集!
(カバーより)

読了。


GOSICKs II
-ゴシックエス・夏から遠ざかる列車-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

少女は白いドレスを着て、緑の絨毯の上で待っていた。草いきれすらも、心地よい。
会えるのだから。
二人しか、ここには居ないのだから。
そう、陶製の人形のような少女――ヴィクトリカは、今日も彼が来るのを待っている。
少年・久城一弥が、かけてくるのを。
芽吹いた緑たちが。噴水からこぼれおちる水の青が。そしてそれらを照らす陽の赤が。すべての色が輝きを増し、光に包まれ、命が生きようとする季節――夏。
やがて訪れるであろう崩壊と、別離を前にした一瞬の平和――刹那。
二人だけの学園にて、一弥とヴィクトリカは同じ時を生きる。世界を語る。謎を――混沌のむこうにある心を知る。そして、お互いを思う。
ひと夏の間に重ねられる、淡い逢瀬の物語。ゴシック・ミステリー短編集!
(カバーより)

時間的には「ベルゼブブの頭蓋」の前に当たります。夏休みの話。

(2006/05/10 読了)
(2006/05/14 記)


GOSICKs III
-ゴシックエス・秋の花の思い出-

[桜庭一樹]
[イラスト・武田日向]
[富士見ミステリー文庫]

時間的には「仮面舞踏会の夜」の後。

花がテーマの短篇数葉。安定した面白さでした。

(2007/04/19 読了)
(2007/04/15 記)
(2007/05/26 追記)