日影丈吉
 
公私混同著者紹介:

異色作家傑作選 日影丈吉傑作選I〜III,別 (現代教養文庫)

かむなぎうた

「かむなぎうた」「飾燈」「時代」「月夜蟹」「吉備津の釜」「饅頭軍団」「東天紅」「ふかい穴」「人形つかい」「粉屋の猫」「男の城」
・解説(中島河太郎)

未読。

(2007/05/26 記)


猫の泉

「猫の泉」「大きな鳥のいる汽車」「彼岸まいり」「変身」「大統領の高級秘書」「崩壊」「鵺の来歴」「綴方教室」「ねじれた輪」「月あかり」「ねずみ」「吸血鬼」
・翳の観察者(中井英夫)

未読。

(2007/05/26 記)


内部の真実

「内部の真実」
・解説(草森紳一)
・著作年表(島崎博)

未読。

(2007/05/26 記)


ハイカラ右京探偵暦

「舶来幻術師」「明治の青髭」「当世錬金術」「新春双面神」「右京閑日月」 「開花隠形変」「怪異八笑人」「幽霊買い度し」「異説蝶々夫人」「開花百物語」 「牡丹燈異変」「美人通り魔」「双児の復讐」
・解説(松山俊太郎)

未読。

(2007/05/26 記)


その他

狐の鶏

[講談社文庫]

真次は、このところ恐ろしい夢に身も凍る思いをしていた。 斧を振るって兄嫁の望を自分の手で殺してしまう夢だ。 ところが、一仕事おえての午睡からさめてみると、夢そのままの光景が眼前に展開しているではないか。 果たして自分の行為は夢なのかうつつなのか。
あやかしの世界の殺人を描く表題作ほか4編を収録。
(カバーより)

「狐の鶏」「ねずみ」「犬の生活」「王とのつきあい」「東天紅」
・解説(安間隆次)

望(モチ)をどうしてもノゾムと読んでしまい、望が女なのが変な感じに。。
文章に慣れないせいか「狐の鶏」の前半はあまり楽しめなかったのだが、兄の子供・光子が"狐の(埋めた)鶏"を探してるのを目撃したあたりから、どっぷりハマりこむ。
『狐之を埋め、狐之をかく』という言葉があるようですが。。。
ラストが反則だーって叫びたくなるようにグッサリ終っているので注意。
一度慣れてしまえば面白い面白い。残りの作品もみんな楽しめました。
オムニバスで読んだ「猫の泉」が面白かったのと、名前はハマる人はハマる作家として有名だったので、古本屋で見つけたときに買うようにしていたのだ。
成功。ハマったかな? いやもう少し他の作品を読んでみよう。

(2007/05/18 読了)
(2007/05/26 記)


真赤な子犬

[徳間文庫]

何ということだ、自らの命を絶つべく用意した毒入りステーキを、国務大臣が食べるとは! そのショックで五ツ木守男は墜落死するが、絨毯に散らばる料理と真赤な子犬を見たという証言から四道警部は五ツ木自殺説を疑う。 ――一方、浅間高原の宿に事件関係者が期せずして集まった日の朝、また死体が雪の中に横たわっていた。
料理通でもある著者が、探偵小説の醍醐味を充分に描きあげた長編会心作!
(カバーより)

「真赤な子犬」
・解説(中田譲治)

犬の毛の色で、茶系のヤツを、特に赤という(犬種に寄って色々ある)そうですが、こっちの赤いヤツは一般的カラーで真赤。
そんな有り得ない毛色の犬がどこからか紛れ込んで死体のそばをうろうろしているのだから不気味。
軽い不可能犯罪に、登場人物の性格、物語の展開、全てが探偵小説していて、楽しい面白い。
講談社文庫の「狐の鶏」収録の短篇のように"濃い"感じではないのが残念ですが、その分、論理的。
キレイに騙されて、ひさびさに、「や、やられた!」感が味わえて良かったです。
あれもこれもミスリードのためのものだったのか。さりげない・・・
うまく複線を拾ってるつもりで実は騙されてるこの感じは探偵小説ならでは。面白かった。

それはそうと、久筑さんいいなぁ、好きだなぁ。

(2007/05/25 読了)
(2007/05/26 記)