山田風太郎
 
公私混同著者紹介:
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山田風太郎ミステリー傑作選 全10巻 (光文社文庫)

眼中の悪魔
<本格篇>

「眼中の悪魔」「虚像淫楽」「厨子家の悪霊」「笛を吹く犯罪」「死者の呼び声」「墓堀人」「恋罪」「黄色い下宿人」「司祭館の殺人」「誰にも出来る殺人」
解説:山前 譲
解題:日下三蔵

連作形式の長編「誰にも出来る殺人」、ホームズのパスティッシュでラストビックリの「黄色い下宿人」、逆転に次ぐ逆転の「厨子家の悪霊」等等傑作揃い。
山田風太郎ってミステリーも書いてるんだぁ、と何気なく手に取って大正解。
探偵モノ大好きな私。次の名探偵篇に大いに期待しよう。


十三角関係
<名探偵篇>

「チンプン館の殺人」「抱擁殺人」「西条家の通り魔」「女狩」「お女郎村」「怪盗七面相」「落日殺人事件」「帰去来殺人事件」「十三角関係」
※2刷、3刷では、「帰去来殺人事件」が削除されているそうです。4刷から復活。
解説:森村誠一
解題:日下三蔵

荊木歓喜先生登場。太平肥満・もじゃもじゃ頭の裏町のお医者さま。新宿裏のぼろアパート・チンプン館に住んでいる。
作品の内容と相まって最初ちょっと敬遠がちでしたが、結局大好きになりました。
歓喜先生、人の罪に気づいても、許せぬ事情が無いならば見てみぬ振りをしてしまう。
およそ探偵役に向かない性格のようだが、どうも自分の中の謎(動機のような相手の心中の謎ではなく物理的な謎)を放置しておけぬ性質らしい。
キレイな起承転結に謎の配合。飲み下すメイ探偵。むふぅやはり探偵モノは良い。
上でも書きましたが、一時期「帰去来殺人事件」がこの本から削除されてたそうです。
「ちんば」って言葉がまずかったらしい。歓喜先生がその跛で、「帰去来殺人事件」ではそれがストーリー構成に関わっているのですね。
検閲に引っかかったワケではなく、出版社側の意向だったようですが、編者の努力もあり4刷からは復活してます。
一つの作品としても傑作である上、歓喜先生モノとしても外せない内容です。こういう話を聞くと書名だけでうかうか買えないですなぁ。
何にせよ再収録されるようになって良かった。


夜よりほかに聴くものもなし
<サスペンス篇>

「鬼さんこちら」「目撃者」「跫音」「とんずら」「飛ばない風船」「知らない顔」「不死鳥」「ノイローゼ」「動機」「吹雪心中」「環」「寝台物語」「夜よりほかに聴くものもなし」
解説:辻 真先
解題:日下三蔵

運命に弄ばれる話。転がる人生みたいなものを書くのが上手いです。皮肉でいて真を見てるです。。
「とんずら」「動機」「吹雪心中」などが好きですね。そして、「夜よりほかに聴くものもなし」!!
「夜よりほかに聴くものもなし」は八坂刑事を主人公とした短編の集まりです。
刑事が大活躍という話ではなく、八坂刑事が立ち会った事件の、犯人の物語ですね。
各話最後の、台詞がいい味出してます。決まってます。
「・・・それでも・・・」
と、八坂刑事は、数分たってからいった。重い意味をふくんだ、『それでも』だった。
「私はあんたに、手錠をかけなければならん」

くぅぅ!!


棺の中の悦楽
<凄愴篇>

「女死刑囚」「30人の3時間」「新かぐや姫」「赤い蝋人形」「わが愛しきの妻よ」「誰も私を愛さない」「祭壇」「二人」「棺の中の悦楽」
解説:川出正樹
解題:日下三蔵

編成タイトルの通り、ちょっとエグい話を集めた本。
個人的に「女死刑囚」「わが愛しきの妻よ」は耐えられんです。。特に「わが愛しきの妻よ」。
「赤い蝋人形」「祭壇」そして「棺の中の悦楽」が好きですね。特に「棺の中の悦楽」!!
最後にこういうの持ってくるんだものなぁ。このシリーズってば。
「棺の中の悦楽」の入りは以下の通り。巻末「解題」で日下氏が書かれたモノをそのまま抜粋。
愛する匠子のためにかつて殺人を犯した脇坂篤は、その目撃者である横領官吏・速水和彦から、意外な申し出を受ける。 殺人を黙っている代わりに横領金一五〇〇万円を刑期が終わるまで保管してくれ、というのだ。 互いの利害が一致した提案であり、篤はこれを承諾するが、四年後、匠子が別の男と結婚したのを契機に、ある決断を下すことになる。 この金を使って花嫁を買う。半年契約にすれば、速水が出てくる三年後までに、六人の花嫁と暮らすことができる。 金を使い切ったら自殺してしまえばいい、と。 こうして虚無そのものともいうべき心を抱いた男の、奇妙な女性遍歴が始まった――。
この設定だけで面白いですが、その後の花嫁たちとの生活。そして最後の結末までがキチンと面白いです。
3・4は最後の作品が凄いです。好きです。


戦艦陸奥
<戦争篇>

「戦艦陸奥」「潜艦呂号99浮上せず」「最後の晩餐」「裸の島」「女の島」「魔島」「腐爛の神話」「さようなら」「狂風図」「黒衣の聖母」「太陽黒点」
解説:繩田一男
解題:日下三蔵

戦争がネタなだけに辛い話が多いです。
もともと戦争モノは全く関心が無いので、(戦争ネタに関しては)特に感じるものはありませんでした。戦争なんてつまらないなぁと再確認。
とはいえ、「腐乱の神話」「さようなら」「狂風図」「黒衣の聖母」は結構好きです。
最後の「太陽黒点」に物凄く期待していたのですが、期待してただけにちょっと残念。
あの手のトリックというかネタが大好きなだけに!!
プロットが綺麗にこなされていく感じはとても気持ちよかったです。話の流れが綺麗過ぎたのかも知れない。
スムーズに物語が展開する故に、探偵興味より話のほうに気が入ってしまったのかも。
関係ないですが、「魔島」が平気で「帰去来殺人事件」が問題になる世の中なのだなぁ、と読んでて思いました。
そう考えながらも、「裸の島」より「魔島」の方が精神的ダメージが少ない自分がいたり。


天国荘奇譚
<ユーモア篇>

「天国荘奇譚」「露出狂奇譚」「賭博学体系」「極悪人」「大無法人」「ダニ図鑑」「青春探偵団」
解説:清水義範
解題:日下三蔵

「天国荘奇譚」!「青春探偵団」! こういうの好きだなぁ。特に「青春探偵団」!!
霧ガ丘高校の男子寮「青雲荘」の三人、秋山小太郎、穴沢早助、大久保大八と、女子寮の三人、織部京子、伊賀小笹、竹之内半子。「殺人クラブ」なる探偵小説の愛好会を結成している彼ら六人が、田舎町で起こる怪事件に次々と遭遇することになる。
(巻末解題から抜粋)

ネタも殺人事件ばかりでは無く、寮の天井裏に設置された秘密基地「天国荘」のバレそうになるのを必死に防ぐ、とか学園クラブモノとしてしっかり楽しい。
自分学園クラブモノ大好きなのですねぇ。暗黒ネタのない楽しい学園クラブモノが。
「天国荘奇譚」も同じように面白いです。「天国荘奇譚」は才気あふれる少年達が先生たちにイタズラする話。こちらにも天井裏に「天国荘」がある。
ネタがちょっと境界線を越えてるなぁと思う部分もありますが。
他では「露出狂奇譚」も結構好きですね。


男性週期律
<セックス&ナンセンス篇>

「春本太平記」「痴漢H君の話」「美女貸し屋」「ドン・ファン怪談」「紋次郎の職業」「童貞試験」「色魔」「ウサスラーマの錠」「女妖」「殺人喜劇MW」「男性週期律」「陰茎人」「男性滅亡」「ハカリン」「自動射精機」「自律神経失調同盟」「満員島」
解説:新保博久
解題:日下三蔵

<セックス・ナンセンス篇>というだけあり、タイトルを見るだけで解るとおり下ネタ話を集めた本。
本来鼻のあるところにアレがついている男の話「陰茎人」。自動販売機のようなお手軽さで性欲を処理する「自動射精機」の話。
もろもろ全て下ネタなのに不思議と下品になってない。いやなってるか。
元医者の卵だっただけあって医学的な解説もお手の物。医学知識を持ちながらおバカな発想をするのでなおおかしい。
そこまで解説しておいてソレが頭内にあるんですか! みたいな。
特にこれは!っていうのは無かったんですが、それぞれ喜劇的に処理してあるので、どれもそこそこ楽しめました。風太郎チックな毒は各所にありましたけど。
「殺人喜劇MW」「春本太平記」「美女貸し屋」「陰茎人」「男性週期律」「ハカリン」「自動射精機」あたりが。多いな。
平均的にそこそこ面白いです。


怪談部屋
<怪奇篇>

PART I
「蜃気楼」「人間華」「手相」「雪女」「笑う道化師」「永劫回帰」「まぼろし令嬢」「うんこ殺人事件」「万太郎の耳」「双頭の人」「呪恋の女」「畸形国」「黒檜姉妹」「蝋人」「万人抗」「青銅の原人」「二十世紀ノア」「冬眠人間」「臨時ニュースを申し上げます」「1999年」
PART II
「あら海の少年」「ぽっくりを買う少年」「びっこの七面鳥」「エレベストの怪人」「とびらをあけるな」
PART III
「無名氏の恋」「私のえらんだ人」
解説:菊地秀行
解題:日下三蔵

「人間華」が妙に好きです。この手のネタ、妙に好きなんですよね。なんでかな。。
他は「畸形国」「万人抗」「とびらをあけるな」「無名氏の恋」「私のえらんだ人」あたりがお気に入り。
インパクト大な題名の「うんこ殺人事件」ですが、中身はモロに風太郎小説でした。
微妙なラインに立ってると言うか、ギリギリです。最初から最後までうんこだらけでした。


笑う肉仮面
<少年篇>

「水葬館の魔術」「姿なき蝋人」「秘宝の墓場」「魔船の冒険」「なぞの占い師」「摩天楼の少年探偵」「魔の短剣」「魔人平家ガニ」「青雲寮の秘密」「黄金明王のひみつ」「冬眠人間――(中学時代二年生版)」「暗黒迷宮党」「なぞの黒かげ」「冬眠人間――(少年クラブ版)」「笑う肉仮面」
解説:二上洋一
解題:日下三蔵

配本順に行こうと、8『怪談部屋』より先にこの『笑う肉仮面』を読みました。
「水葬館の魔術」「暗黒迷宮党」「冬眠人間――(少年クラブ版)」が好き。そして「笑う肉仮面」!!!
「笑う肉仮面」は少年向け小説としては重いと思うのですが、勧善懲悪だし登場人物も魅力的で大人な私は言う事なし。
手品師で腹話術の名人・宇宙斎老人と、オオカミの月光丸に拾われた、盲目の美少女・千鳥と、顔面の手術で笑い顔しか作れなくなってしまった少年・笑太郎。
手品の一座として4人で楽しく旅を続ける中で、期せずして笑太郎の出生の地にたどり着き・・・。
宇宙斎老人大好きです。
他にも少年モノだけあって、健全で楽しい話が多くて楽しめました。うーん自分ジュブナイル属性あるのかも。


達磨峠の事件
<補遺篇>

PART I
「達磨峠の事件」「天使の復讐」「泉探偵自身の事件」「全き円は天上に」「天誅」「疾風怪盗伝」「旅の獅子舞」「死人館の白痴」「片目の金魚」「東京魔法街」「下山総裁」「渡辺助教授毒殺事件」「霧月党」「ビキニ環礁午前四時」「一刀斎と歩く」「ふしぎな異邦人」「女が車に乗せるとき」
PART II
「女」「千人目の花嫁」「鳥の死なんとするや」「無用な訪問者」「幻華飯店」「妖物」「幸福」「しゃべる男」「雲南」
PART III
「石の下」「鳶」「鬼面」「三年目」「白い船」「陀教寺の雪」「信濃の宿」「青雲寮の秘密(第2回)」「肉仮面」
解説・解題:日下三蔵

「補遺篇」というだけあって、ショートショートから、投稿時代の受験小説まで色々入っています。
”これはっ”というのは無かったですが、やはりどれも結構面白いです。本当にハズレがない人ですねぇ。
「旅の獅子舞」「東京魔法街」「一刀斎と歩く」「女が車に乗せるとき」、PART3の最初の方の受験小説が好きです。


出版芸術社

山田風太郎コレクション1
天狗岬殺人事件

PART1
「天狗岬殺人事件」「この罠に罪ありや」「夢幻の恋人」「二つの密室」
PART2
「パンチュウ党事件」「こりゃ変羅」「江戸にいる私」「贋金づくり」
PART3
「三人の辻音楽師」「新宿殺人事件」「赤い蜘蛛」「怪奇玄々教」「輪舞荘の水死人」
PART4
「あいつの眼」「心中見物狂」「白い夜」「真夏の夜の夢」
解説:日下三蔵

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山田風太郎コレクション2
忍法創世紀

解説:日下三蔵
あとがきにかえて:山田啓子

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山田風太郎コレクション3
十三の階段

「白薔薇殺人事件」「悪霊物語」「生きている影」「十三の階段」「怪盗七面相」「夜の皇太子」
解説:日下三蔵

山田風太郎が参加したリレー小説を集大成した本。
「白薔薇殺人事件」--香山滋、島田一男、山田風太郎、楠田匡介、岩田賛、高木彬光
「悪霊物語」--------江戸川乱歩、角田喜久雄、山田風太郎
「生きている影」----角田喜久雄、山田風太郎、大河内常平
「十三の階段」------山田風太郎、島田一男、岡田鯱彦、高木彬光
「怪盗七面相」------島田一男、香住春吾、三橋一夫、高木彬光、武田武彦、島久平、山田風太郎
「夜の皇太子」------山田風太郎、武田武彦、香住春吾、山村正夫、香山滋、大河内常平、高木彬光


悪霊の群

山田風太郎と高木彬光。
それぞれが日本推理小説史上逸することのできない名作・傑作を数多く発表しているこの二人の巨匠は、良きライバルであると同時に、またデビュー以来の盟友同士でもあった。
昭和26年、すでに探偵文壇に確固たる地歩を築きつつあった二人が、我が国で初めて本格的合作探偵小説に挑戦した。この『悪霊の群』である。
天才・神津恭介と酔いどれ医者・荊木歓喜が競演する本書は、スピーディーな展開、猟奇趣味あふれる事件、論理的解決と、三拍子そろって、古き良き探偵小説の醍醐味を満喫させる、幻の快作である。
(帯より)

解説:日下三蔵

山田風太郎と高木彬光の合作。神津恭介VS荊木歓喜。

楽しみに取っておいたのですが、読んでしまいました。
合作なんでしょ、、どれがどちらなのかサッパリ判らん!
と思ってたら、高木彬光が構想を練って、山田風太郎が書くという役割分担だったらしい。
そうか連作のイメージで入ってしまったけど、そうだよねぇ。お陰で物語的にブツブツ切れる事も無く、両方の作者のファンが楽しめる作品になっているのではないかと思います。
帯にあるとおりファンでなくとも楽しめる作品だとも思います。登場人物を使い切る練り上げられた構成と最後のどんでん返し、面白かったです。
自分、途中のアノ人がアノ人だろうと予想を付けておきながら、、、くそーやられた! でもそれが快感だったりする。


帰去来殺人事件

山田風太郎の生んだ唯一の名探偵が、新宿のボロアパート・チンプン館に住む酔いどれ医者・荊木歓喜先生である。
その面倒見の良さと抜群の推理力で。ヤクザやパンパンのみならず、警察からも一目おかれるこの怪人物は、心ならずも奇怪な事件に巻きこまれ、哀しい真相を解き明かす羽目になる――。
忍法帖で山田風太郎を知る読者には意外かも知れないが、本書は戦後の混乱期を背景に、山田風太郎でなければ考えつかない奇抜なトリックを縦横無尽に駆使した、不可能興味横溢の本格ミステリ集なのである!
単行本未収録作を含む全8篇!
(帯より)

収録作
「チンプン館の殺人」「抱擁殺人」「西条家の通り魔」「女狩」「お女郎村」「怪盗七面相」「落日殺人事件」「帰去来殺人事件」

帯に、"単行本未収録作を含む全8篇!"とありましたが、今(2005/05/03現在)は、光文社の文庫『山田風太郎ミステリー傑作選』の第2集に、長編「十三角関係」プラスで全作収まっています。
一応、ご注意ということで。
巻末に山田風太郎著作リストが付いているので、資料的に買うのも有りかも。


山田風太郎忍法帖 全14巻 (講談社文庫)

甲賀忍法帖

[講談社文庫]

家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。
官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血のくの一あり。
四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽し、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。
恐るべし風太郎忍法帖、空前絶後の面白さ!
(カバーより)

山田風太郎忍法帖1

読了。
(2005/08/13 記)



魔界転生・上下

[講談社文庫]

心をこの世に残しつつ死の際に立った男が愛する女と交る――と、一ヵ月後にその女胎を裂いて男が再誕する。
妖異凄絶の忍法「魔界転生」。
血風の中に蘇る大剣鬼は天草四郎を筆頭に、宮本武蔵、荒木又右衛門、柳生但馬守・・・・・・。
背後で操る森宗意軒と由比正雪。紀伊大納言頼宣をそそのかして天下を大乱に導くか!?
(上巻カバーより)

山田風太郎忍法帖6・7

流石に山田風太郎の代表作。凄いとしか言いようが無い。完璧です。
・・・・・・・・・・・・・・・。
何を書いていいのか分からん。何処をとって話せばいいのか分からん。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ。。凄い。。


ノベルス (講談社NOVELS)

甲賀忍法帖

[講談社NOVELS]

互いに憎しみあう忍者の二大勢力、甲賀と伊賀。その垣根を越えて、甲賀の弦之介(げんのすけ)と伊賀の朧(おぼろ)は愛し合っていた。
だが、その二人を悲劇が襲う。それは「徳川三代将軍の座をかけ、甲賀と伊賀を戦わせる」という家康の一言であった。
命を受け始まる甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名による死闘! 敵同士になる弦之介と朧。果たして二人の愛の行方は? そして戦いの結末は?
(カバーより)

中身は講談社文庫で読みました。
表紙絵が、せがわまさき氏だったので衝動買い。
氏が漫画化した甲賀忍法帖(『バジリスク〜甲賀忍法帖〜』)がとても良い出来なのです。
原作に忠実でもあるし(もちろん細かいアレンジはありますが)、好きな人はそちらもオススメ。
「甲賀忍法帖」自体は文庫版を買ったほうが、解説等ついててお得だと思いますね。
「甲賀忍法帖」は講談社以外からも出てるのでしょうしその辺は好みの問題ですが。

買ってみて、これ書こうと本を見て、気が付いたのですが、表紙のあらすじが文庫版と比べてみると面白いですね。
ターゲットの違いなのでしょうね。文庫の方は、山田風太郎の忍法帖が読みたい、人たち向けなのでしょう。
ちょうどこの甲賀忍法帖の映画化されることもあり、そちらとの関係もあるのかも。
ノベルスの刊行事態は明らかに、映画の影響でしょうね。それと、せがわ氏のマンガのタイアップ。
せがわ氏は現在、柳生忍法帖をマンガ化(『Y十M 柳生忍法帖』)連載中。
(2005/08/13 記)



柳生忍法帖・上下

[講談社NOVELS]

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未読。