狼に衣 おおかみにころも
 
その1:オオカミが衣を着て人間になりすますこと。
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うわべは優しいが、下心のある人。邪悪な者が、情け深そうにふるまうこと。

その2:ふだん衣を身に着けないオオカミは、正しい着方がわからない。
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だらしのない身なりを言う。

異表現:狼に衣を着せた如し。
類語:鎧の上に衣。鬼の笑顔


前門の虎後門の狼 ぜんもんのとらこうもんのおおかみ (中国)

表門から襲ってきたトラを必死に防いだが、後ろからオオカミが進入してきた。
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ひとつの災難を免れても、すぐにまた別の災難に遭うこと。

異表現:前門に虎を拒ぎ後門に狼を進む


虎狼より人の口恐ろし とらおおかみよりひとのくちおそろし

トラやオオカミによる被害よりも、人間による悪口の方が厄介である。


狼の話をすると庭の向こうに狼が現われる(エストニア)
狼の話をすると狼はすぐそこ(チェコ)
狼の話をするとその尾が見える(ヨーロッパ)


参考:虎の話をすると虎が現われ、人の噂話をすると当人が現われる(朝鮮)


人は人にまで狼だ ひとはひとにまでおおかみだ

人間は自分の利益のためなら、他人を平気で傷つける恐ろしい生き物だ。


狼藉 ろうぜき

オオカミが草を敷いて寝た後がとり散らかっている様子から。
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乱雑・乱暴なこと。


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